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ベゴニアとしあわせ 〜上を向いて歩こう〜

演劇ユニット 経済とHの第6回公演の出演者、作品解説、チケットなど最新情報をお知らせいたします。

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 桂憲一(花組芝居)



 桂憲一さんは花組芝居の看板役者として数多くの人を魅了してきた東京の演劇界を代表する俳優のひとりです。繊細な感性と直感力で役にするどく切り込む演技力、その台詞は心に響き、軽妙なコメディから人生の哀しみをにじませる役柄まで演じる。
 その存在は花組芝居の枠内だけでなく、福島三郎さんと旗揚げした泪目銀座でも看板役者として活躍。舞台だけなく、NHKの良心的なドラマとして非常に高い評価をえたNHKドラマ館「少年たち」では真田役を演じドラマの中軸を支える役を演じた。「特命係長・只野仁」「ただいま満室」などなど数多くのテレビドラマに出演。映画でも、森田芳光監督作品の映画「黒い家」でメインキャストである心理学教室の助手 金石克己役で出演したあと、「模倣犯」「間宮兄弟」と続けざまに森田作品に出演している。
 商業系の演劇でもメインキャストとして活躍する桂憲一さんが、オフオフシアターに出演される事自体が奇跡的に近いことで、桂さんに僕の書いた作品を演じて頂けるのは光栄の至りです。花組芝居のご贔屓のみなさんにも楽しんで頂けるレベルの作品にしなければならないわけで、ありがたいとともにとてもプレッシャーを感じてもいます。桂さんは、09年3月の新宿の演劇の殿堂THEATER/TOPSの閉館記念でも泪目銀座のメンバーとして出演されたあと、経済とHの舞台に出演して下さいます。僕の作品では、とても男らしい役柄を演じて頂きたいと思っています。 (文責/佐藤治彦)
花組芝居以外の主な舞台出演。
  「間違いの喜劇」 (グローブ座)
  「BONTAN-DOUROU」 (スペースゼロ)
  子どものためのシェイクスピア「ロミオ&ジュリエット」 (7・8月 グローブ座)
  「OMOTENASHI」 ( 企画はじめ)
  「飛龍伝」 ( O2プロデュース)
  「THE荒木さん家SHOW」 ( 企画はじめ 改め 泪目銀座)
  「春まるだし」 (泪目銀座)
  「バカの王様」 (泪目銀座)
  「夏の夜の夢」ディミートリアス役 (グローブ座カンパニー)
  「サニー・コースト・セレナーデ」 ( 泪目銀座)
  「われらヒーロー」 (P4企画)
   帝劇11月公演「西鶴一代女」 (東宝) 帝国劇場
  「夢から覚めても」高桑章雄 役  泪目銀座)
  「Doctor Shopping」 ( オッホプロデュース)
  「ヒゲとボイン」 ( ラッパ屋)
  「雲母坂」作:松田正隆 (青年団/青山円形劇場)
  「検察側の証人」カーター 役 (ル・テアトル銀座)
  「ある豊かな生活」作:福島三郎 (博品館劇場)
  「SLEEPLESS」作:倉持裕 宮寺陽一 役 (青山円形劇場)
  「OINARI -浅草ギンコ物語-」平岡六平 役 (青山劇場・中日劇場)
  「ちゃちゃちゃ -ある洋服職人の物語-」作:わかぎゑふ (本多劇場)
  ミュージカル「34丁目の奇跡」マーヴィン役 ( アートスフィア 他)
  『シラノ・ド・ベルジュラック』(市川右近主演 栗田芳宏演出 青山円形劇場)


 桂憲一様へ  2009年2月20日

 それほど多くの台本を書いて来たわけではありませんが、こんなに怖れながら台本を書いているのは初めてです。それは、約1ヶ月前に青山円形劇場で拝見したあなたの学円の姿を忘れられないからです。中年の新人劇作家の小さな公演に、花組芝居の至宝である桂憲一さんの出演を快諾してくださった花組芝居さん、そして、何より本当に二つ返事でOKをだしてくれた桂さん。本当にありがたい。それに応える台本を書きたいと…。しかし、僕には泉鏡花の深淵で美しい世界を繰り出す教養も感性もありません。ひとつシーンを書いて、うーーんうーーーんと言ってます。
 桂さんはこのお芝居で恋をします。付き合ってる彼女との距離感が遠くなったり近くなったりする。それに、そっと寄り添う桂さん演じる青年と、思いが揺れる彼女の恋の物語があります。
 僕は舞台にこの物語の状況になったら桂憲一さんならどう行動するだろう。そう思って書いています。ここでは演じてもらうというよりも、そのままいて頂きたいなと思ってるからです。
 だから、考えます。いったい桂さんは、どんな人なんだろう。花組芝居、泪目銀座。そういった超一流の舞台で演じてきた桂さん。でも今回は、そういう超一流の舞台で見たことのない、桂さんを描きたいなと思っています。それは、桂憲一そのままを書きたいのです。
 10年ほど前、新宿で何人かとイタリア料理を食べた時がありましたよね。花組芝居の打ち上げでもそうですが、いつも桂さんは、廻りと気遣い、後輩をサポートしている。垣間みただけですが、僕がそういった席でみた、そして、時おり書かれているエッセイに、桂さんが多くの人に愛されている肝みたいなものがそこにあるように思えています。
 男の目から見ているから当たっているかどうかは分からないけれど、僕はナイフのような二枚目というよりも、飄々としたライトなユーモアと暖かさ。そこだと思って書いています。桂さんって、自転車に乗るのが好きだときいています。結構遠出もしちゃうときいています。風をきって自転車にのっているときに、桂さんはどんな気分でいるんでしょうか?鼻歌唄ったりするんでしょうか?いろんな心に残った嫌なものを風にもっていってもらうのでしょうか?例えば、冬の寒い日には、なんていうんだろうな?美味しいカレーを食べたらなんていうんだろうと考えています。
 桂さんの役名は長塚智広といいます。
 僕は花組芝居のファンのひとりとして、ご贔屓の方々と長塚智広を見るの心からを楽しみにしています。長塚は猫も飼っていませんし、自転車に乗ることもしませんが、桂憲一さんならどうすんだろ?と考え思って(想像して)書いています。稽古が始まったらよろしくお願いします。

                     佐藤治彦

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